女川湾沿いの建物にて発見!
私たちは特に被害の大きかった宮城県牡鹿郡「女川町(おながわちょう)」を応援しております。
女川町内の仮設住宅自治会への応援、女川町イベントのお手伝い、放課後スクール「女川向学館」への応援を行っております。

そのほか東京で出来る応援としまして、港区のイベントに女川町観光協会ブースを出店し、女川町PRのお手伝いを行っております。
 
「おながわ日和」
ここでは女川にまつわるあれやこれやをブログ風にお届けします!
2019/7/2 up ヒラメが爆釣り
2017/12/27 up 女川・石巻小旅行

  おながわ春のまつり 2023
2023.4.10
東北応援団白金支部きっての女川ファンと自負する後藤が、2019年を最後に連続中止となっていた「おながわ春のまつり」 (2023年3月26日)が4年ぶりに開催されると聞き、さっそく女川に行ってきました。せっかくなので、ゆっくり女川も満喫したい!と 5泊6日の女川旅を楽しんできました。ご無沙汰の方にも、はじめましての方にも、ぜひ今の女川を知っていただきたい!楽しんでもらいたい!! そんな思いで、久しぶりの女川旅を紹介したいと思います。
 1. 津波伝承 女川復幸男
今回、4年ぶりに開催となった「津波伝承 女川復幸男」。こちらに参加するために、女川へやってきました。
毎年、春のまつりの前日に行われるイベントです。
女川復興男 2023、スタートです。 106名の参加者が一斉に250mの坂道を
駆け上がります!

2011年3月11日。東日本大震災により発生した津波により、女川町は大きな被害を受けました。 そんな女川の方たちは、津波非難の大切さを後世に伝えようと、祭りという形を選択しました。

『いつ何時も「津波が来たら高台へ逃げる」という津波避難の基本を、何かの形で後世へ伝え続けたい…、 一過性のイベントではなく年中行事として続けていき、100年続けて貞観、慶長の大津波伝承と同じく、 女川町の民族伝承となるように育てていきたいとの思いから、この「祭」を企画いたしました。』 (おながわ春のまつり2023ホームページより) そのため、参加資格には『「津波が来たら高台に逃げる」という津波避難の基本を後世へ伝え続けること。』 (同ホームページ)と書かれています。

また、この催事は、「西宮神社 開門神事『福男選び』」(毎年1月10日に開門と同時に神社を駆け抜け「福男」を決める、 あの神事)にヒントを得たといいます。そのため、西宮神社 開門神事講社の平尾さんが毎年女川にかけつけてくださっています。 女川に津波が到達した午後3時32分、平尾さんの「逃げろ!!」の掛け声で、参加者は一斉に過去の津波到達地点より上まで坂道をかけあがります。

スタート直前の「コロナで中断を余儀なくされた復幸男だが、今、私たちが走ることで、100年後、1000年後の命を守ることになるかもしれない。」 との言葉に、改めて、参加する意義を感じました。
坂道を走り切ったシーパルちゃん、平尾さん
(右から3人目)
第9代復幸男とお祭り実行委員長の阿部淳さん。

今年のコースは、距離約250m 高低差約25m。緩やかに見えるけれども、終始上り坂。 日ごろから運動不足の私は、人から見たら歩いているほうが速そうなスピードでしたし、途中で心が折れそうになりましたが、 本当に津波が来たら走って逃げなきゃ…との思いで、なんとか完走することができました。

参加証として、復幸男手ぬぐい、軍手、西宮神社の木札ストラップ、スポーツドリンクなどをいただきました。 そうそう。あの、お見送り芸人しんいちさん(2022年R-1グランプリ王者)も、2015年の復幸男なのですよ!なんと2位だったそうです!
 2. おながわ春のまつり
 
雨でも大盛り上がりのライブ。傘もささずに、
ずぶぬれになりながら声援を送るファンの方々。
  2月のONAGAWACKのポスター (上)
キカちゃんと、ガル屋店主の木村さん(下)

そんな中、ワインの会や日本酒の会が行われ、女川の美味しい海の幸をつまみに、お酒も進みます。
日本酒と、つまみに旬なメカブと新鮮なホヤ 1500円で6種類の日本酒を利き酒できるなんて幸せ!


また、テレビ番組『水曜どうでしょう』から、藤村&嬉野ディレクター、番組テーマソング「1/6の夢旅人」を歌われる樋口了一さんたちが来るとあって、 どうでしょうファン(藩士)の方々も多くいらっしゃいました。

まだ震災の爪痕が色濃く残る2012年3月。とあるファンの「ぜひ女川に来てください」の声に、本当に女川に来てくださった 藤村さん・嬉野さん・樋口さん。それから、毎年のように、女川を訪れているそうです。
藤村&嬉野さんは、お酒を飲みながらのトーク。
さすがです。
樋口さんの「1/6の夢旅人」のライブは
最高に盛り上がりました♪

▼参考リンク先
https://onagawa-fes.info/stage

 3. 食べ物編
今回の旅で食した魅惑の女川グルメをご紹介します。
 まぐろ屋 明神丸
マグロ船主直営店。新鮮で美味しいマグロがお手頃価格で食べられます。

通販のマグロセットもありました。お持ち帰りの方は、送料分の1000円が割引となります。持ち帰りの準備に数日かかるとのこと。 お持ち帰りの方は、女川滞在初日に予約することをお勧めします。



 お魚いちば おかせい
女川港で水揚げされた新鮮な魚介類を使った海鮮丼が食べられるお店。レストランの他に、販売ブースやテラスでの浜焼きなどもあります。

新鮮な海鮮丼も、実はそれぞれの魚に合わせて熟成されているのだとか。一番おいしい状態で食べられる幸せを、ぜひご堪能ください。 8:00から販売ブースがオープンしているので、寿司や丼セットを購入し、海を眺めながら朝食も楽しいですよ!

販売ブースでは、鮮魚・冷凍品・常温加工品など、お土産に最適なものがたくさんありました。

三陸の旬の魚介・海産物の通販【女川さかな手帖 | 鮮冷】 で購入できますよ。



  マルキチ女川浜めし屋
カキやホタテ、美味しい海の幸がたくさんのった海鮮浜めし(釜飯)が大人気。 人気の「リアスの詩(昆布巻)」をはじめ、カキやホヤなどの水産加工品を販売しています。

私は、最終日に浜めしを購入し、新幹線やサービスエリアで食べるのが毎回の滞在の最後の楽しみです。 看板犬マルと、浜のかあちゃんが笑顔で迎えてくれますよ!


  ラーメン荘 ヤマロク
行列の絶えないラーメン店。山盛りのラーメンや持ち帰り豚が人気です。

クラフトビール屋さんに持ち帰り豚を持ち込み、ビールのつまみに…なんて楽しみ方もおすすめです!


 

  相喜フルーツ
新鮮な野菜やフルーツ、女川土産としての海産物などを販売しています。

スムージーやフレッシュジュースは、注文してから作ってくれるので、新鮮でおいしい!!何杯でも飲みたくなってしまいます。今回は、一緒に焼き芋を楽しみました。甘くて美味しい!おちゃっこタイムに最適です!


 

  Mothier Port Coffee 女川店
レンガ道に向かって、大きな窓からのんびり町の景色を楽しむことができるコーヒー屋さん。

今回はテイクアウトしてtitiさんで購入したフルーツサンドと一緒に。

 

  味の館 金華楼
女川の新鮮な海の幸を使ったラーメンや丼がおいしい、まちの中華屋さん。

春になると、こちらの「春のよくばり海藻ラーメン」が食べたくてたまらなくなります。メカブやふのりのトロトロさが、美味しいスープに絡みついて、やみつきになります。
 


  女川魚市場食堂
女川魚市場内にある和食店。市場直結の豪華な刺身定食や丼が食べられます。昼営業の他、夜営業は完全予約制となっています。

今回は、夜のコースを予約しました。一匹一匹に合わせた熟成方法・調理方法を日々研究されているのだとか。 こだわりの器や美味しい料理に、笑いが止まらないほど美味しかったです。 お料理に合わせて選んでもらった日本酒が、さらに美味しい!女川駅から歩けるのも魅力です。



  IZAKAYAようこ
季節の新鮮な食材を使った家庭料理が魅力の居酒屋です。

あの木村文乃さんも通うIZAKAYAようこ。ようこさんの素敵なお人柄と、美味しいおつまみで、女川の夜を楽しむことができます。おすすめは、山芋の磯辺揚げと、サンマの味噌漬け。新鮮なお刺身盛り合わせも最高です!



  焼肉 幸楽
こだわりの柔らかい肉が魅力の焼肉屋さん。秘伝のたれも絶品です。

女川は海の幸だけでなく、お肉も美味しいのです!トロトロにとろける上品な肉の脂で、ごはんやお酒が進みます! 定期的にランチを開催し、バーガーや丼も食べられるのだとか。実は、あの「漁港の肉子ちゃん」(西加奈子著)のモデルになったおかみさんがいたお店だそう。 女川に幸楽あり!ぜひ一度足をお運びください。


 

  IL GABBIANO (イル・ガッビアーノ)
旬の食材や女川の海鮮をふんだんに使ったナポリピッツァ屋さん。

本格ナポリピッツァを焼き上げる薪窯は、本場イタリアのものだそう。 外はカリッと、中はモチモチとして、美味しいこと間違いなし!ランチにディナーに、店内で食べてもよし、テイクアウトもできます。 ちなみに私は、持ち込み可のガル屋Beer(クラフトビール屋)さんでビールとともに食べることが多かったです。
 


  炭火焼き牛たん食事処なりたや
宮城に訪れたら絶対に食べておきたい、牛たん定食が食べられるお店です。

自慢の牛タンはじっくりと熟成された柔らかさが好評で、3~5枚の枚数を選べます。定食の他、麺類や丼などメニューも豊富。 うわさの牛タンカレーも食べてみたくて、単品牛タンと一緒に食べちゃいました。夜は宴会もできるそうです。




  おちゃっこクラブ&ダイヤモンドヘッド
大人にも子どもにも大人気のナポリタンが有名な喫茶店。女川港を見ながらご飯が食べられるテラス席が魅力です。
マスターの岡さんは、女川港大漁獅子舞まむし | Facebookでもご活躍されていらっしゃいます。 こちらの獅子は、5月の例大祭で見ることができます。今回はナポリタンと、カクテルを注文。 カクテルの名前が分からなくても、好きな味やイメージを伝えると、その人にあった美味しいカクテルにしてもらえますよ。



   ガル屋Beer(クラフトビール)
店内醸造された美味しいクラフトビールの他、国内外のこだわりクラフトビールを楽しむことができます。

ビール好きの私は、ここは絶対に外せない!! つまみに他のお店で購入したお料理を持ち込むことができるので、日替わりでいろいろなお店のごちそうを一緒に楽しむことができました。 かわいいラベルの瓶ビールもお土産に購入することができます。店主の木村さんの気さくなお人柄もあって、店内のお客さん同士も交えて話が弾むことも!
 


   Bar Sugar Shack
グラフィティライターD-BONSさんが手がけるBar。店内にはグラフィティがいっぱい。身近にヒップホップ文化を体感できる素敵なお店です。

音楽やお酒を楽しみたい方に最適!D-BONSさんとのカウンター越しのおしゃべりも、とっても楽しいですよ!





 



  スーパー おんまえや
地域密着型スーパーおんまえや。女川魚市場から水揚げされた新鮮な魚の他、イートインスペースでソフトクリームなどを販売しています。

町民の他、観光客にも優しいお店。実はここにもおいしいものがたくさんあります。朝食におやつにお土産に。いろいろそろうおんまえやさんに、ぜひお出かけください!
 


女川育ちの遠藤さんが石巻市渡波にオープンした、スープが自慢のラーメン屋さん。ローストビーフや季節の魚介類など、サイドメニューも充実しています。

塩・醤油・豚骨醤油など、どのラーメンを食べても、最後の一滴まで飲み干してしまいます。 〆のラーメンのはずが、お酒がすすんでしまう…なんてことも。JR石巻線 渡波駅から徒歩5分。こちらもおすすめです!


▼参考リンク先
https://www.onagawa.org/eat/


 4. アクティブ編
女川町のオススメは食だけではありません。色々な体験も魅力の一つです。


 温泉三昧!!
女川に名湯あり。真っ白い大きな屋根が印象的なJR女川駅と一体になっている「女川温泉ゆぽっぽ」。 町の鳥・ウミネコが羽ばたく様子をイメージしています。ゆぽっぽの温泉は、低張性アルカリ性温泉。 皮膚の角質を柔らかくし、汚れや余分な古い角質を落とすクレンジング効果があり、肌がつるつる・すべすべになる効果も。塩化物泉の効果で、体の芯までポカポカと温まり、湯冷めしにくい温泉です。

ゆぽっぽでは、1日に何度でも温泉を楽しめるよう、当日のみ有効な『外出券』も発行してくれます。 朝、一番風呂を楽しみ、一日町内観光を楽しんだ後、寝る前にもう一度…なんて贅沢な楽しみ方だってできてしまうのが、女川の素敵なところです。



  サイクリングしてみた!
「女川町たびの情報館ぷらっと」では、クロスバイクや電動自転車などのレンタルが可能です。

天気のよい日に海沿いをサイクリングするだけで、とっても気持ちがよくなります。お時間があるときは、サイクリングを楽しんでみてはいかがでしょう。

女川町たびの情報館ぷらっと・レンタサイクル | おながわたび|
女川町観光協会



 


 釣りをしてみた!
釣り竿はホテル エルファロでレンタルができます。近くの釣具屋さんの前には、自販機があり、イソメやアミエビなどが購入可能です。 観光桟橋のあたりは釣りが禁止など、約束事があるので、釣りをされる際には、事前に地元の方に確認をしておくことをお勧めします。

夏は、岸壁にびっしり人が並んで釣りをしていたのに、冬はまばら…。 それでも、ちらほらと釣りをしている方を見かけます。観光協会で聞いてみたところ、今は夜から明け方にかけて、ネウが釣れているとのこと。 早起きして、海に行ってみました。残念ながら、あたりを感じられずボウズでしたが、早朝、日の出を見ながら、海に糸をたらしているだけで、とっても楽しかったです。

朝日を眺めながら釣り糸を垂らす幸せ。 車を横付けして釣りを楽しめます。


 女川町にスペインタイル?
みなとまちセラミカ工房 |
宮城県女川(おながわ)で作られる、カラフルで装飾性に富んだスペインタイル。女川復興のシンボルに。

女川町内を散策していると、いたるところにスペインタイルが飾られています。 実は、みなとまちセラミカ工房さんで、絵付け体験ができるのです。 自分が絵付けしたタイルに会いに行くのも、女川の楽しみの一つです。

         
セラミカさんの店内には、
色鮮やかなタイルがいっぱい。
  町のいたるところでタイル発見。    以前、絵付けしたタイル。 


 カカオからチョコレートを作ってみた!
以前から気になっていた「カカオからチョコレートを作るワークショップ」。 Dessert titiさんで、チョコレート作りに挑戦してきました。

カカオの殻を丁寧に取り除き、中身(カカオニブ)だけにしたものをミキサーで攪拌していくと、摩擦熱により、カカオバターが溶け出して、チョコレートになっていくそうです。

不器用な私は、殻をむくときに力が入りすぎ、つい粉々にしてしまいます。店員さんにお手伝いいただき、なんとかカカオニブを取り出すことができました。 ミキサーに入れて攪拌すると、次第に溶け出し、チョコレートになっていくではありませんか。これに、砂糖を足して出来上がり。あとは、スプーンでチョコレートをすくい、好みの型に流し込みます。

少し時間をかけて冷やしたらできあがり。少し酸味も感じられる、美味しいチョコレートになりました。

こちらのDessert titiさんは、フルーツサンドが美味しくて有名です。テイクアウト専門店のため、海の見えるテラスで一服。 とっても楽しくてとっても美味しい体験ができました。


titiの松尾さん。やさしく教えてくださいました。


  <今回できなかったけれど…>
女川はワーケーションにも最適!ホテルの部屋はもちろん、町役場には海が一望できる一角があり、そこで自習や読書もできます。 シーパルピアやハマテラスの外のテーブルでも気持ちがよさそうです。 また、女川フューチャーセンターCamassのコワーキングスペースを利用するのもいいかも!

夏にはダイビングやカヤック、SUPなども体験したいなぁ。やりたいことがいっぱいです。イベントも楽しめますが、何もないときの女川も、十分楽しめます。みなさま、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょう。
今回の宿エルファロは、女川駅のすぐそば!